全部を同期せずに Dropbox を使う
公式の Dropbox デスクトップアプリは同期を前提に設計されています。アカウントをローカルフォルダにミラーし、双方を常に一致させ続けます。Dropbox が主な作業ディレクトリであれば、これは正しいモデルです。しかし、共有フォルダにたまに入るだけの場合、アカウント全体がローカルの空き容量より大きい場合、あるいはそのマシンに完全なコピーを置くべきでない場合には、適したモデルとは言えません。
AnyStorage は別のアプローチを取ります。Dropbox をリモートのストレージ接続として扱い、フォルダを閲覧し、ファイルを開き、必要なものだけを転送します。バックグラウンドでディスクにミラーされるものはありません。
Dropbox もそれ以外も一つのウィンドウで
Dropbox は通常、複数あるエンドポイントの一つです。デザイン素材はそこにあり、ビルド成果物は S3、顧客からの納品は SFTP、社内共有は WebDAV や Nextcloud という構成はよくあります。
- Dropbox を S3、R2、B2、GCS、Azure Blob、Google Drive、OneDrive、WebDAV、FTP/SFTP と並べてタブで閲覧できます。
- Dropbox から別の接続へのファイル移動が、通常の転送として行えます。
- 大きなファイルをダウンロードする前に、画像、テキスト、音声をプレビューできます。
- すべての転送を一箇所で追跡でき、アプリごとに進捗を見る必要がありません。
同期クライアントより向いている場面
ディスク容量に余裕がないとき、複数のマシンを行き来するとき、日常的に扱うのが自分名義ではない Dropbox アカウントであるとき、あるいは単にバックグラウンドの同期動作が邪魔だと感じるとき。こうした場面では、閲覧と転送に特化したクライアントが適しています。
受け渡しにも有効です。ファイルを一つ移すためだけに誰かを共有フォルダへ招待するより、ファイルを取得して本来置くべき場所へ送るほうが簡単です。
ローカル優先、クロスプラットフォーム
AnyStorage は macOS、Windows、Linux で動作し、接続の認証情報は共有ブラウザセッションではなくローカルマシンに保存されます。無料プランでは 2 つのストレージ接続を利用でき、Dropbox と別のサービスを並べてワークフローを試すには十分です。
Dropbox をネットワークドライブとしてマウントすることはなく、同期が本当に適した場面で同期を置き換えようともしません。閲覧、検索、プレビュー、アップロード、ダウンロードといったファイル操作を、他のストレージと同じ作業環境で提供します。